reduced relative clause (縮約関係詞節)と関係代名詞の省略

reduced relative clause (縮約関係詞節)は、The girl who is playing the piano is my niece.の関係詞節のwho isを省略したplaying the pianoのように、関係詞節を短縮した節のことを指します。今回は、which openedを短縮(縮約)した、having openedとopeningの違いと使い分け方を説明してみたいと思います。ちなみに、reduced relative clauseは、日本語では、縮約関係詞節と訳されていますが、検索しても22件しかヒットしないのですが。短縮関係詞節は2件なので、縮約関係詞節が正当な訳のようです。

関係代名詞 – as – 擬似関係代名詞 接続詞
前回 as を擬似関係代名詞として紹介したのですが、今回はas を一般的な関係代名詞として紹介すると共に、asは関係代名詞なのか接続詞なのかについても序に調べてみました。as は関係代名詞的な使われ方をする時もある but, than とは一線を画す、一般的な関係代名詞である、that, which の代わりとして違和...
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reduced relative clause (縮約関係詞節)

縮約関係詞節の作り方

関係詞節の関係詞が主格の場合、関係詞節を縮約することができます。

The letter which was written by him is full of baloney.

関係詞節which was written by himからwhich wasを取り除いて短縮することで、縮約関係詞節written by himが得られます。

The letter written by him is full of baloney.
彼によって書かれたその手紙は出鱈目です。

関係代名詞が目的格の場合、関係詞節は短縮できませんが、関係詞を省略することができます。関係詞の省略も、関係詞節の縮約の一形態ですが、ただ、他の関係詞節の縮約形態と関係詞の省略を混同すると、このサイトのこぼれ話のような悲劇を生むことになるので注意が必要です。

The letter that he wrote is littered with typos.

関係詞thatは目的格なので省略することができます。

The letter he wrote is littered with typos.
彼が書いた手紙は誤字だらけです。

縮約できない関係詞節

例えば、以下のような関係詞節は縮約できません。

The woman who worked at this diner is my fiancee.

これを、The woman workingとやってしまうと、今働いている女性が私の婚約者のようになってしまい、文意が変わってしまうためです。これが、以下のような場合には縮約関係詞節にできます。

(a) The woman who works at the diner is my fiancee.
(b) The woman who worked at the diner last year is my fiancee.

(a)は、今現在働いているからOK、(b)は、去年働いていたことから過去の出来事と分かるのでOK。関係詞節を縮約する時は、縮約した場合、時間的な流れがおかしくならないように気を付ける必要があります。関係代名詞の先行詞が主節の動詞の目的語になっている場合、関係詞節を縮約することができないと、このサイトで指摘されています。

関係代名詞: 擬似関係代名詞 but, than, as
quasi (pseudo) relative pronouns (擬似関係代名詞)は試験英語では必須です。擬似という言葉とは相反して(疑似餌は一見餌のように見えて中身は餌ではない)、一見関係詞とは似ても似つかない英単語なのですが、実際は関係詞のように使われているという、とても不思議な単語です。butやthanを見て関...

A reduced relative clause is possible when the noun is the subject of the clause in which it appears. Or so I was taught.
The bear (that was) eating the salmon looked big and fierce.
I saw the bear eating the salmon. (-ing form after a verb of perception – not a reduced relative clause) The bear is the one eating the salmon.
I shot the bear that was eating the salmon. The bear is the object of the verb, so the relative clause shouldn’t be reduced.
I saw the bear that was eating the salmon (not the bear that was eating the berries).

I shot the bear that was eating the salmon.の関係代名詞thatの先行詞のthe bearが、主節の動詞の目的語になっているので縮約することはできません。本来なら、thatは主格なのでこの関係詞は縮約できるはずなのですが、この関係詞節を縮約してしまうと、熊が鮭を食べているのか、私が鮭を食べているのかが曖昧になってしまうために縮約することができません。普通に考えれば、主節の主語の私が鮭を食べながら熊を撃ったのではなく、鮭を食べている熊を撃ったと考えますが、どっちにも取れることは確かなので、関係詞節を短縮することで、文意が曖昧になってしまう時には関係詞節は短縮しない方が無難です。あと、以下の英文には注意が必要です。

I saw the bear eating the salmon.

この英文は、the bear that was eating the salmon.を短縮した縮約関係詞節ではなく、知覚動詞によってaction verb(動作動詞)eatがeatingになっているだけということを覚えておく必要があります。

I saw an old man sitting on a bench eating lunch.
(老人がベンチに座って昼食を摂っているを見た。)

縮約関係詞節は実際には分詞句か形容詞

このサイトに以下のように書かれています。

関係代名詞 that, which, who, whom 関係副詞 where, when, whyの省略
関係代名詞(relative pronoun)、関係副詞(relative adverb)は省略出来る時がありますが、関係副詞の省略はあまりお勧め出来ません。関係副詞の場合は、先行詞の省略の方がむしろ主流ですし、誤った関係副詞の省略をしてしまい、藪をつついて蛇状態になりかねません。とは言っても、ニュースなどの英文には普...

The participial phrase (‘needing renovation’) is not a clause, because it does not contain a finite verb, but only a participle (‘needing’).
When we convert this to a clause, we do so by adding a conjunction (in this case, the relative pronoun ‘which’ or ‘that’) and by changing the participle (‘needing’) into a finite verb (‘needs’ or ‘is needing’).

縮約関係詞節needing renovationは、分詞needingだけで定形動詞を含んでいないので節ではありません。which needs renovationは関係詞節ですが、それを縮約したneeding renovationは分詞句であって関係詞節ではありません。このことに関しては多くのネイティブが同じことを言っています。例えば、The red shoes are expensive.のredが、The shoes that are red are expensive.を縮約した縮約関係詞節と捉えるよりは、むしろ、ただの形容詞と考える人がほとんどのように、縮約関係詞節という概念を真っ向から否定しているネイティブもいます。ただ、このサイトは、そのような関係詞節の短縮も縮約関係詞節であると定義しています。

関係代名詞 関係副詞 – which, that, whereの使い分け
関係代名詞は重要な受験英文法の1つです。例えば、You can see from here the roof of a red building. What is that building? という2つの文を関係代名詞を使って一つにまとめるという問題があった場合、まず疑問形を残すという事に気付く必要があります。
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縮約関係詞節の実例を基に考察

実際に縮約関係詞節がどのように使われているのかを見て行きます。

関係詞節 which opened 〜

このサイト”World’s oldest metro systems“の中に出てくる、which openedの短縮形である、having opendとopeningの違いと使い分けについて深く掘り下げてみたいと思います。先ず、which openedを見て行きます。

The system features the first automated metro route in Eastern Europe on the M4 line which opened in March 2014.

ブダペストメトロシステムは、2014年3月に開通したM4ラインの東欧初となる自動化地下鉄路線を特徴としています。

which opened in March 2014の関係詞節は、先行詞のM4 lineを修飾しています。記事内でもう1つwhich openedが使われています。

The 9.7km Blue Line is the system’s second metro line, which opened in 1904 and is the shortest of the three routes.

9.7kmのブルーラインは、MBTA地下鉄の2番目の地下鉄路線で、1904年に開通し、3つの路線の中で最も短い路線になっています。
that that that that that that thatを含む英文の意味
英語の言葉遊びに、I think that that that that that girl wrote on the blackboard is wrong. あの少女が黒板に書いたあのthatは間違いだと私は思います。というのがあります

which opened 〜の関係詞節は、先行詞はThe 9.7km Blue Lineです。この英文は以下のように書き換えられます。

The 9.7km Blue Line, which opened in 1904, is the system’s second oldest metro line and the shortest of the three routes.

次に、縮約関係詞節opening 〜を見て行きたいと思います。

縮約関係詞節 opening 〜

Glasgow Subway in Scotland is the world’s third oldest metro system, opening in December 1896.

1896年に開通したスコットランドのグラスゴー地下鉄は、世界で三番目に古い地下鉄です。

この英文は、以下のように書き換えることができます。

Glasgow Subway in Scotland, opening in December 1896, is the world’s third oldest metro system.

縮約関係詞節、opening in December 1896が、何故、having opendではないのかというのが、今回の調査の主旨です。次に、having openedを含む英文を見て行きたいと思います。

知覚動詞 taste, smell, see, hear, feel 受動態 過去分詞 現在分詞 SVOC
知覚動詞と言えばSVOC(第5文型)と see, hear, feel, smell, tasteが有名どころですが、これ以外にも色々あります。今回は感覚動詞(sensory verb) = 知覚動詞(perception verb)について、知覚動詞と認識動詞(cognition verb)の違いについて焦点を当てて...

縮約関係詞節 having opened 〜

Market-Frankford Line (MFL) is the oldest, having opened in 1907, while Broad Street Line was opened in 1928.

ブロードストリート線が最も古く1907年開通、(一方の)マーケット・フランクフォード線は1928年開通です。

ここで、何故、openingではなく、having openedが使われているのかを考察してみると、while節のwas openedが過去形なので、それより前に起きた出来事を表わすには大過去を用いる必要があるので、having openedを使うということになります。つまり、ここではopeningを使うことはできません。縮約関係詞節having opened 〜は、関係詞節which had opened 〜に書き換えることができます。

仮定法 仮定法現在 should 原形不定詞
subjunctive mood (仮定法)、present subjunctive or mandative subjunctive (仮定法現在) が消えつつあると言われ続けて久しいですが、この辺の文法はネイティブ以上に、文法偏重主義の申し子である(古い伝統を重んじる)、日本人英語学習者達の方が大事にしているではな...
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