【アメリカ留学の思い出14】ゴルフと乗馬は紳士のたしなみ

ゴルフも乗馬も日本でやったことがなかったので、アメリカ留学中にゴルフと乗馬に誘われた時はかなり困惑しました。というのも、ゴルフも乗馬も一生やることはないだろうと思っていたからです。実際にやる機会が与えられたわけですが、私には断る以外の選択肢はありませんでした。

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ゴルフに誘われる

WさんとC君、Sさんの4人で会話をしている時に、C君が今度みんなでゴルフに行こうと言い出します。台湾人の3人は他の留学生とよくゴルフコースに行くみたいな感じでした。

筆者「ゴルフやる金ない」
C君「お金の心配いらない、大丈夫」
筆者「ゴルフやったことないから・・・」
Sさん「私が教えてあげるから行こうよ」
筆者「Sさんゴルフできるの?」
Sさん「台湾にいた時からやってるよ」
C君「彼女はゴルフ上手いよ」
Wさん「彼女に教わるといいよ」
筆者「ゴルフはあんまり興味ないです・・・」
Wさん「ゴルフはやっといた方がいいよ、社会に出た時に役立つし」
Sさん「ゴルフ面白いし気晴らしになるよ」

この時の私は「確かに社会人になった時のことを考えると、親父のように接待ゴルフやゴルフコンペがあるかもだし、ゴルフぐらいできないとダメなのかもしれないよな」と心の中で考えていました。しかし、ゴルフは全くのど素人だったので絶対に恥をかくと思ったし、みんなゴルフが得意そうなので足手まといになるのも嫌だしということで、せっかくのゴルフの誘いを断ってしまいます。

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乗馬に誘われる

ESLのみんなで乗馬に行くことになるのですが、SさんとC君も参加することになります。私は乗馬はポニーならいいかなと思っていたのですが、二人に、ポニーは子供が乗るものだから大人は乗らないみたいに言われ、ポニーが子供用であることを知るのですが、ただ、先生が大人でもポニーに乗れるような口ぶりだったので、そのことを二人に話すと、乗れないことはないだろうけど、子供の中に大人が1人とか恥ずかしいよと言われてしまいます。大人がポニーに乗るのは恥ずかしいことなのかなと思い、乗馬に行くのはやめといた方がいいという考えになります。二人からは、乗馬とゴルフは絶対にやっておいた方がいいと説得されますが、乗馬もゴルフも日本ではやる人はほとんどいないと説明すると、この大学の留学生のほとんどがやってるけど?と論破されてしまいます。実際、ゴルフと乗馬は、紳士・淑女の嗜みという感じはしていましたが、紳士ではない自分には関係ないと思っていました。

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留学生は富裕層

基本的に留学生は富裕層ですが、当時の日本人はその限りではありませんでした。私のような貧困層の人間でも留学できた時代でした。なので、他国の富裕層の子息・令嬢と貧困学生の私とでは、根本的に住む世界が違います。乗馬とゴルフ、特に乗馬は、アメリカにいればどこでも簡単にできますが、日本に帰れば富裕層の娯楽でしかありません。そもそも、日本で24年間生活している間に、乗馬という言葉を聞いたことすらほとんどありませんでした。ゴルフ練習は、クラスメイトの15歳のロシア人の子からも誘われます。彼は他のロシア人留学生達にゴルフコースに連れて行かれて、初めてプレイして以来すっかりゴルフにはまってしまったらしく、ゴルフが上手くなりたいから打ちっぱなしで一緒に練習しようぜとよく誘われていました。打ちっぱなしならいいかなと思っていましたが、コースに連れて行かれたら嫌だったので断っていました。

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