【アメリカ留学の思い出18】英語は書く話すの能動的学習が最も重要

台湾人の彼女と付き合っていくうちに、彼女から英語は書く話すの能動的学習が最も重要であることを教えられます。彼女曰く、「スピーチのクラスでは、採点者でもある何十人もの生徒の前で英語でスピーチをし、そのスピーチも事前に書く必要があるので、書く話すのプレゼン能力が英語では最も重要」とのことでした。

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自信を付けるための勉強

台湾人の彼女からスピーチのクラスのことを聞かされ、人前で話すことが病的に苦手な私は、学部入学することにかなりの恐怖を感じます。大勢の前で日本語で話すことでさえ生きた心地がしないのに、何十人もの生徒の前で英語で話すことになったら、心肺停止してしまうかもしれないと本気で思っていました。彼女から、「人前で緊張するのは誰でも一緒だから気にすることはないし、自分に自信を持つことで緊張感を和らげることができるから、自信を持てるように英語力と一般教養力を身に付けること」と言われます。実際、スピーチも一般教養課程の一部で、英語力と一般教養力を問われます。この3年後の1997年に別の大学で実際に英語でスピーチをすることになるのですが、その時は、その年にデビューしたトヨタのプリウスのプレゼンをしました。プリウスのようなハイブリッド車を乗ることで地球の温暖化の緩和になるし、リサイクルに力を入れているトヨタのような環境に優しい企業を応援することにもつながると力説しました。

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英会話上達にTAを利用する

彼女が英会話上達に利用したのがTAで、TAはアメリカ人が多いので、TAと話すことで英語の会話力だけではなく、TAが教える一般教養科目の向上にもつながるとのことでした。TAにいくら教えを乞うてもタダなので、分かるまでとことんTAと会話をすることで、英会話力と一般教養力習得の一石二鳥の効果が狙えます。TAの教え方や態度が悪い時は、すぐに担当講師にクレームを入れるといいと彼女から助言されます。5年後の1999年に、古典英語のクラスでジェフリー・チョーサー(Geoffrey Chaucer)のカンタベリー物語(The Canterbury Tales)に苦しめられるのですが、この必修科目で特に辛かったのが、TAの前でカンタベリー物語の一部を暗唱させられるテストでした。夕暮れの大学の中庭のベンチに二人きりで座って暗唱するのですが、恥ずかしくて下を向きながら暗唱しようとすると、彼女から「ちゃんと私の目を見て暗唱して」と注意され、しかし、彼女の顔は恥ずかしくて見られず、思わず、”You are too beautiful to look at.”と言うと、顔を赤らめた彼女に、”Please be serious, you are taking a test right now.”と注意されてしまいます。このTAの大学院生(金髪白人女性)からは、分からないことがあったら遠慮しないで何でも聞いてと言われるのですが、金髪美女の彼女があまりにもタイプすぎて、結局一度も彼女に質問することができませんでした。その大学は、理系科目のTAのほぼ全員が、英会話が満足にできないインド人か中華系留学生だったので、アメリカ人TAは大変貴重な存在だったのですが、美人過ぎるTAは敷居があまりにも高すぎました。

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タイピングでライティング

台湾人の彼女から、タイピングでライティングの重要性を叩きこまれました。彼女曰く、「ノートに手書きでブレストしてから、頭の中で文を組み立てそれをタイピングしていくことで、タイピング力とライティング力の向上につながり、タイピングでライティングをすることで、わざわざ手書きで下書きをする手間が省けるので時短にもなる」とのことでした。1994年はTOEFLはPBTだけでしたが、アメリカでは4年後にCBTが主流になり、タイピングでライティングが必須になります。1998年にダラスでTOEFLのCBTを受験してライティングをタイピングでした時に、何でもコンピュータ化されることを予見していた彼女の先見の明は凄いなと、改めて彼女の凄さを思い知らされることになります。

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