国連の関連団体が発表している「世界幸福度ランキング2019」を、このサイトを参考にしながらPythonを使って視覚化した後で、世界3位の経済大国である豊かな国であるはずの日本の幸福度が、何故こんなにも低いのかということを、世界幸福度指数を叩き台にして考察してみようと思います。
import pandas as pd
df = pd.read_csv('world-happiness-report-2019.csv',encoding='utf-8')
データをチラ見します。
df.head(10)

心理:人間の幸福度は周囲の幸福度に反比例、人は他人の不幸を願う
人間は自分が幸せを実感している時は、周りの人間にも幸せになってもらいたいと願う一方で、自分が不幸な境遇に置かれている時は、他人に対して自分以上のさらなる不幸を望む傾向があるようです。ネットの書き込みを見ていると、それを如実に物語っている書き込みが圧倒的に多いことに気付かされます。メシウマなんていう単語まで存在するほどで...
北欧が上位5位を独占していまず。個人的には、オーストラリやカナダ、あるいは、ニュージーランドに移住したいという思いはあります。
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幸福度のワールドマップをプロット¶
次に、マップ作りに必要なモジュールをインポートします。
import plotly.graph_objs as go
from plotly.offline import plot
幸福度を視覚化できるワールドマップを構築します。
data = dict(type = 'choropleth',
locations = df['Country (region)'],
locationmode = 'country names',
z = df['Ladder'],
text = df['Country (region)'],
colorbar = {'title':'Happiness'})
layout = dict(title = 'Global Happiness',
autosize=False,width=1000, height=1000,
margin=dict( l=50, r=50, b=50, t=50, pad=4, autoexpand=True ),
geo = dict(showrivers = False,resolution = 110,showframe = False,
projection = dict(
type = 'mercator')))
choromap3 = go.Figure(data = [data], layout=layout)
plot(choromap3,filename='happiness_map.html')

真理:親の教育方針で子供の将来の幸福度が決まってしまうらしい
当たり前の話ですが、親の教育の仕方で子供の将来はほぼ決まってしまいます。私の同級生や近所を例にすれば、教育熱心の親の子供は現在、医者、エリート商社マン、大企業の部長クラスですが、親が教育に無関心だった子供は現在、無職だったりフリーターだったりしています。何れも30代~40代の例です。私立の小学校に通い、塾に家庭教師とい...
wordpressに直接インポートできないのでiframeで表示しようと思ったのですが、Java scriptを直接インポートしたら表示できました。
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日本の幸福度を考察する。¶
最初に日本の順位を確認しておきます。
df[df['Country (region)']=='Japan']
日本の順位は58位です。先進国としては低い数字です。
a = df[['Country (region)','Generosity']].sort_values(by='Generosity',ascending=True)
a[89:100]
日本の社会的寛容さ(チャリティー精神の有無)は、先進国なのに発展途上国と同等レベルと考えるのではなく、日本が精神的に先進国から発展途上国に没落したと考えた方がいいのかもしれません。私の子供時代と比べても、日本の社会的寛容さが著しく劣化したことを肌で実感できます。個人的な見解を言えば、金のことしか考えられない、もしくは、損得勘定でしか物事を考えられない人間が増え過ぎたことが、社会に寛容さがなくなった最大の原因であると思えてなりません。金のことしか考えられない守銭奴にチャリティー精神などあるはずもなく、損得勘定でしか物事を考えられない人間にボランティア精神などあるはずもありません。今の日本は、私が子供の頃には確かにあった助け合いの精神が完全に欠如してしまっています。バブル経済が日本人を狂わせてしまったのかもしれません。

世界一幸福なフィンランド人:sisuが意味するものとは?
sisuはフィンランドの言葉でガッツを意味するそうです。No guts, no glory (頑張れない人間は何をやってもダメ)と古から言い伝えられているように、ガッツの有る無しで人生が決まると言っても決して過言ではありません。少なくとも、最後の踏ん張りが出来るかできないかで、その後の人生が大きく変わってくることだけは...
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