入学してそんなに経っていないタイミングで林間学校がありました。群馬県の菅沼キャンプ場のバンガローで1泊して、日光白根山で雪山登山をするという内容でした。1年足らずの間に、6月の尾瀬の雪山、3月の山田温泉の雪山、今回の日光白根山の雪山と、3回も雪山登山/ウォーキングを経験したことになります。
飯盒炊爨でのカレー体験
中3の修学旅行でも飯盒炊爨でカレーだったのですが、今回も、飯盒炊爨でカレー作りを経験しています。キャンプ場の調理場に行くと、白い三角巾とエプロンを着た女子二人が調理をしていました。
HT「うわっ、天使が二人いる!」
JA「天使とか、よく言うよ」
SA「T君て、ほんとに口が上手いよね」
HT「ほんとに天使過ぎてやばいし、あまりにも可愛い過ぎる」
JA「冗談はいいから、手伝ってよ」
HT「えっ、俺、あんまり料理できないけど」
JA「私達が皮を剝いた野菜を切っていってよ、それぐらい出来るでしょ?」
HT「二人って、すごい皮むくの上手いよね。何か料理得意感が出てる」
JA「人並みには上手いと思うよ」
HT「そういう謙虚なところもいいよね」
JA「あっ、それ、もう少し大きく切ってもいいかも、指切らないように気を付けてね」
HT「こんな感じかな」
JA「そうそう、そんな感じ」
SA「なんか、二人が夫婦のように見えるw」
HT「Aさんみたいに、天使みたいに可愛くて、優しくて、料理が得意な人と結婚できたら幸せだよね」
JA「T君、私のことお嫁さんにしてくれる?」
SA「わぁ、T君顔真っ赤だよ」
HT「冗談でもそんなこと言わないで、心臓がもたないから」
たぶん、他にも女子がいたと思うんですが、二人のことしか覚えていません。
その夜の出来事
食事とキャンプファイヤーが終わって、バンガローに戻って寝床に入ると、ある男子が、「TってAさん達とすごく仲が良いよね。めちゃくちゃ羨ましいんだけど」と言い出して、そこから、JAさんとSAさんのどっちが可愛い議論になり、その後、どっちが好きかという話になって、彼女達の話で盛り上がっているところに、近くのバンガローにいる女子グループがやってきます。女子だけだと怖いので、男子に一緒にトイレに付き合って欲しいということだったので、みんなで一緒に連れションに行くことになりました。トイレまでは、女子グループが前で、男子グループが後ろという形で行きました。トイレに着くと女子達に「絶対に先に帰らないでよ、待っててよ、絶対だよ」と念を押されたので、寒空の中を待っていると、ほっぺに冷たい感触を感じて、思わず「うわっ!」と叫んで後ろを振り返ると、両頬を紅潮させたMKさんが、「手冷たいでしょ」と言い、満面の笑みを浮かべながら立っていました。
HT(筆者)「すげーびっくりしたw」
MK「ごめんねwT君ボーっとしてたから」
HT「女子のこと待ってたら眠くなった」
MK「待たせてごめんね」
HT「女子トイレ結構混んでるよね」
MK「女の子はいろいろとね、大変なのよ」
HT「そうなんだ・・・」
MK「そうなのよ・・・」
HT「そろそろ帰ろうか・・・」
MK「そうだね・・・」
その後、女子グループをバンガローまで送って、男子達と付近を散策しながら、自分たちのバンガローに帰って寝ました。
日光白根山の雪渓に滑落寸前
林間学校二日目の午前中に、雪の白根山登山というか雪山ウォーキングの途中で、その滑落未遂事故は起きました。左が雪壁で右が雪渓になっている非常に狭い雪道を、一列になって恐る恐る歩いている時に、私が足を滑らせて雪渓に滑落しそうになったまさにその時、私の後ろを歩いていたクラスメートが、咄嗟に私のリュックを掴んでくれたことで、雪渓への滑落を辛うじて免れることができました。周りのみんなからも、「T,お前、Hがリュック掴んでなかったら死んでたかもよ」と言われた程でした。私を救ってくれたTHとは、小学校から高校まで一緒で、小学校の時は、彼の家によく遊びに行くくらい仲が良かったのですが、中学ですっかり疎遠になってしまい、高校で同じクラスになってからも疎遠のままだったのですが、この滑落事故未遂がきっかけになって、彼とはその後仲良くなっています。
雪山ウォーキングの途中、ちょっと前に長野の雪山で凍死寸前だったことを思い出し、何でこんな雪山をまた歩かなきゃならないんだよwと、何度も何度も繰り返し心の中で呟いていたことを、昨日のことのように覚えています。


コメント