セコンドラブは、通常はファーストラブが終わった後にする恋なのですが、私の場合、初恋の彼女と付き合っている間にセコンドラブを経験してしまいます。このことが、最終的に私の人生を大きく狂わせてしまうのですが、その時はまだ事の重大さに全く気付いていませんでした。
彼女との時間
母親のお弁当作りの都合で、たまに購買のパンを買いに行くようになります。この日も後ろの方で友達と談笑しながら購買が空くのを待っていました。
Kさん「あーっ、Hだー、また会えたね」後ろから抱き付かれます。
筆者「Kさんw」
Kさん「うれしい~」ぎゅーっと抱きしめられます。
筆者「ちょっとw」
kさん「また会えたね」
筆者「うん」
kさん「この前言い忘れちゃったんだけど、私部活続けてるからね」
筆者「続けてるんだ。前から気になってたんだ、Kさん部活続けてるのかなぁって」
Kさん「私ね、今すごい部活が楽しいんだ」
筆者「そっか、良かったね」
Kさん「Hのお陰だよ」
筆者「俺は別に何も・・・」
Kさん「ううん、本当にHのお陰なんだよ」
筆者「俺のおかげではないよ。Kさんが辞めずに頑張ったからだよ」
Kさん「Hのお陰なんだって。だって、あの時、Hが部活辞めるなって私に言ってくれなかったら、私、部活辞めてと思うから、だからHには本当に感謝してるんだよ」
筆者「そう言ってくれるとすごく嬉しい。あの時部活を辞めようとしていたKさんに、個人的な理由で剣道続けることを無理強いしちゃったかなって、そのことがかなり気になってたから」
Kさん「私こそあの時Hに酷い事ばかり言ってゴメンね」
筆者「Kさんが謝る必要ないよ。Kさんが言ったことは全部本当のことだし」
Kさん「でも私あの時本当に嬉しかったんだ」
筆者「何で?」
Kさん「私のことをこんなに本気になって心配してくれる人がいたんだって、そう思えたからだよ」
筆者「Kさんは大事な仲間だから心配するよ。それに俺だってKさんが俺のために剣道続けてくれるって言ってくれて凄い嬉しかった」
ここで友達が割って入ります。
友達「悪い、T、早く行かないと飯食う時間無くなる」
筆者「Kさん、ごめんね、俺行かなきゃ」
Kさん「また話そうね、H」
筆者「うん」
友達「おまえさぁ、また俺がいること忘れてたろ」
筆者「ごめん」
好きなのかな?
空手同好会で先輩達とKさんの話題になります。
会長「T、お前、購買のところで可愛い女の子と抱き合ってなかった?」
筆者「抱き付かれたんですw」
会長「お前あんな可愛い子に抱き付かれて何もしなかったの?」
筆者「唖然としてました」
会長「俺があんな可愛い子に抱き付かれたら、思いっ切りぎゅーって抱きしめてチューしちゃうと思う」
筆者「チューってw」
会長「あの子とどういう関係なの?彼女?」
筆者「彼女ではないです。中学時代のクラスメートです」
会長「ただのクラスメート?」
筆者「ただのクラスメートです」
会長「だったらあの子のこと俺に紹介してくれない?」
筆者「えっ、紹介って、どういうことですか?」
会長「あの子さぁ、俺のタイプにドストライクなんだよね。あんな可愛い顔なのに艶めかしい体してるからすごいそそる。まじで一発やりたいんだけど」
筆者「先輩、彼女のことをそんな目で見るのは止めて下さい」
先輩A「おっ、T、急にどうしたw」
会長「T、何だよお前、何真面目ぶってんだよw」
筆者「彼女は俺の大切な人だから、そういうことを言って欲しくないんです」
先輩A「ただのクラスメートじゃねーのかよw」
会長「大切な子だったの?それは変なこと言って悪かったな」
この時は、Kさんを汚されたような気がして物凄い不快感を覚えました。
付き合っちゃえよ
その日も購買のところで友達と談笑していました。
Kさん「H~、何か奢ってよ~」後ろから抱き付かれます。
筆者「Kさんw何奢って欲しいの?」
Kさん「冗談だよwたまたまHのこと見かけたから挨拶しに来ただけだし。私さぁ、Hのこと見ると無性に抱き付きたくなっちゃうんだよねw」
筆者「何だよそれw」
Kさん「じゃあ私行くね。また話そうね」
友達「あの女絶対お前のこと好きだよなw」
筆者「どうだろ」
友達「もうお前等付き合っちゃえよ。お前もあの女のこと好きなんだろ?」
筆者「俺はあの子のことを好きなのかどうか自分でもよく分からないけど、でもあの子とは付き合えない・・・絶対に」
友達「何でよ?」
この時、友達に、自分には彼女がいるからKさんとは付き合えないって言ったのかどうかは覚えてませんが、ただ、Kさんのことが好きなんだろと言われて、好きじゃないと否定はできませんでした。というより、Kさんのことを好きなのかもしれないという気持ちの方が大きかったような気がします。この第二の恋は、この時点でならまだ何とか取り返しが付いていたのかもしれませんが、私はこのKさんに抱き付かれることに心地よさを覚えてしまっていました。そのことがとんでもない悲劇をもたらすとも知らずに。。。


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